天下静謐

nice! – 乃至政彦Webサイト

関ヶ原合戦の小説

      2018/04/27

関ヶ原合戦を扱った名作は多いですが、自分が読んだことがあって、今思い返してもなお印象深いものを並べてみます。

司馬遼太郎『関ヶ原』


これは今更語るまでもないと思います。
あらゆる歴史研究書をおいてでも真っ先に読むべき名作です。『源氏物語』や『坊ちゃん』と並んで永遠に語り継がれる古典と言っていいでしょう。

藤沢周平『密謀』
直江兼続がメインの関ヶ原です。

短編集『決戦!関ヶ原』
これも説明不要かもしれませんが、近年目覚ましい活躍を見せていてる歴史作家たちによる短編集です。

坂上天陽『小説関ヶ原』
なんと、小早川秀秋が主人公という異色の作品です。何度も読み返していますが、そたびに「すごい」と嘆息するくらい面白いです。

尾崎士郎『篝火』
タイトルだけだと関ヶ原ものだと気が付かないかもしれませんが、隠れた名作です。卓越した描写力で、引き込まれす。情報の限られていた時代に、徹底的に現地取材して書かれただけあり、時代風景に優れています。

松永弘高『奥羽関ケ原』
最新の歴史研究をもとに、最上・伊達・上杉に焦点を当てて描かれた作品です。どの登場人物の所作も台詞も、膝を打つ思いがするほど、史料に即していて、違和感がありません。秀でた造形力で「あの時代にいる」という感覚を楽しませてくれます。

いずれも傑作揃い。他にも面白い関ヶ原の小説があったらたくさんあると思います。
皆さんも自分がいいと思う作品を見つけて楽しんでください。

 - 日記